◆EPO投与中は、鉄分を!
アンケート結果をご覧いただければお気づきかと思いますが、多くの飼い主さんが「ペットチニッ ク」を経口投与しています。
鉄分単体の錠剤のサプリメントなどもあるようですが、ネコによっては便秘や下痢を起こしやすくなるということで、管理人の主治医は使用を勧めませんでした。
「ペットチニック」も管理人のネコはイヤがりましたが、イヤがらないコもいるようですし、フードやネコミルクに混ぜて摂ってもらった、という飼い主さんもいました。
EPOがせっかく「血を作れ〜」と命令を出しても、赤血球のもととなるものがなければ、血は出来にくくなると思います。
材料だけあってもダメだし、指令だけ出ても材料がなければ血はなかなか増えてくれないのです。
普通のフードや食材にも若干の鉄分などが入っているそうですが、「ペットチニック」で補えると非常にいいと思います。ペットチニックには鉄分も含有されていますが、ほかに葉酸やビタミンなどが総合的に含まれていて、血の材料としては理想的です。
管理人のネコは「ペットチニック」を拒否しましたので、輸液の際、リンゲル液にビタミンB12群を混ぜました。
輸液に混ぜるビタミンは、すっごく滲みます。管理人のネコは大量の輸液を必要としていましたので、ビタミンも薄めて混ぜることができました。
あくまでデブちゃんのケースですが、2mlのビタミンを300mlのリンゲル液に混ぜたわけです。これがデブちゃんの滲みない量でした。
2mlのビタミンを100mlで薄めても滲みると思います。それで輸液をイヤがるようになっては、もともコもないですから、十分に注意してください。
で、管理人のデブちゃんは、ビタミンが効果を示したのかどうか、食は細かったですが、なんとか赤血球を増やすことができました。が、とても時間がかかりました。
「ペットチニック」を摂ると、赤血球を増加させることができる、その可能性を高めることができると思います。